謝罪会見はダメージを緩和させる目的もあるが、対応がまずければ逆効果になる。

 “TOKIO”の山口達也(46)はまさにその典型だった。冒頭から深々と頭を下げたが、あまりの長さに弁護士が後から突いてようやく頭を上げた。会見も山口の要望で立ったまま行われた。質疑応答が始まるや泣き声が止まらない。

「加害者が泣くことないだろう」との意見もあるが、謝罪を演出した感が見え隠れする。謝罪会見で思い出されるのが市川海老蔵(40)の暴力事件。海老蔵は着席してすべての質問に真摯に対応。毅然とした姿勢はダメージの緩和に繋がった。山口には海老蔵のような大人の姿勢は見られなかった。女子高生に対してのわいせつ行為の説明も疑問点が多かったが、示談が成立している密室の事件。山口の言葉を信じるしかないが、全面的に信じるに足りただろうかー。

 無期限謹慎を「いずれ復帰できる」と思ったのか、山口はメンバー全員の名前を上げ「戻りたい」と哀願した。メンバーから「待っている」の言葉でも期待したのだろうが、逆効果だった。国分太一らメンバーも公然と呆れ、怒る。見放した感さえある。せっかくの会見もダメージの緩和とは程遠いものになった。

「好感度は高い山口ですが、他のメンバーと違い未だに司会かタレントか方向性が見えない。年齢も含め個人としての伸びシロは少ない。グループ活動に頼るしかないのが実情。“戻りたい”と言ったのは山口の本音でしょう」(芸能関係者)

 本来なら復帰を考える前にお酒の問題を解決することが先決。肝臓治療の為の退院直後、日中から部屋で焼酎1本を空ける。自覚はなくとも世間は「アルコール依存症」と見る。親交のあった漫才の横山やすしさん・漫画家の赤塚不二夫氏を思い出す。2人とも依存症だったが、山口と違い独りでは飲まなかった。飲む仲間がいた。

 横山はボート仲間。赤塚氏は異業種の人たちが一緒に飲み、明るい飲み会だった。山口は二年前に離婚。妻も子供もいない。寂しさは募り酒量は増す悪循環。飲みに誘う友もなく、中年男が寂しさを紛らわすべく誘ったのが女子高生。そんな構図が浮かぶ。ジャニーズの後輩が女性と飲み歩いては週刊誌のターゲットになるほうが、よほど健全に見えてくる。

会見で「依存症治療に専念します」と出直しを誓うなりすれば、少しは違っていたはず。今の山口の身近には相談相手になるような人さえいなかったのだろうか。