明石家さんまなど、芸能界にはファン対応も“一流”と呼ばれる芸能人たちがいるが、芸能人は売れ始めて数年がまさに“調子に乗りやすい”時期なのだ。しかし、売れる前も売れてからも決して天狗にならない芸能人もいる。そこで、ここ数年で売れ出したものの態度が変わらないと業界で評判の数名を紹介したい。

 まず、どの現場でも真っ先に名前が挙がるのが藤田ニコルだ。モデル時代も周りのギスギスした雰囲気に飲まれず、のほほんとしていたと言われているが、それは売れてからも変わらず。ここ数年でテレビ出演が増えたものの、以前お世話になった人には相変わらずしっかりと挨拶をするし、後輩に対する態度も変わらない。「後輩が挨拶にきても『私なんかにしなくていいよ』と言っていた」という現場の目撃談も多く、同業者から人気が高い。

 俳優界からは、高橋一生が圧倒的に支持を集める。むしろ高橋は昔こそやんちゃだったものの、売れてからどんどん礼儀正しくなっていったと言われ、女性だけではなく男性スタッフからのウケもいい。俳優がバラエティ番組やイベントに登場すると、裏では不機嫌そうな姿を見せることも珍しくはないが、高橋は若手ADにも「今日は寒いね」と気軽に声をかけて、その場を和ませることが多いようだ。

 そして、相変わらずのいい人ぶりを発揮しているのがANZEN漫才のみやぞんだ。みやぞんはカメラが回っていなくてもテレビのままという声が多く、裏表のない性格が好感を持たれている様子。楽屋に置くお菓子を指定したり、必要以上の数の衣装を用意させたりと変なこだわりが多い芸能人の中でも、みやぞんは何のこだわりもなく、言われたことをこなすというスタンス。いい意味で適当なところが関係者を安心させている。最近は相方のあらぽんの業界内の人気も高く、「自分はまだ有名人ではない」「頑張って現場に馴染まなきゃ」というような謙虚な姿勢が感じられるのだとか。

 一度有名になれば、浮かれてしまうのが人間だ。しかし、そこでどれだけ初心を忘れないかが芸能界でも重要なのだろう。